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人は最後の雑炊を堪能するためにふぐのコース料理に大枚を叩く?~雑炊>白子焼>唐揚げ>刺身>ちり鍋~ (2)

今年最初の飲み会はとらふぐのコース料理だった。
前にも一度食べて一同が納得した味と値段の店だったが、
今回は私の強い要望で白子焼を加えてもらった。
いつも幹事役をやってくれる友人が‘黒子’となって交渉し、単品で3000円は覚悟のところを
コースに1000円追加で盛り込んでくれることになった。

かなり厚みのあるふぐ刺しに続き、どことなくココリコの田中に激似と評判の女将が
白子を持って現れた。

‘こちら天然のとらふぐの白子で大変貴重なものでございます’

‘天然’を声高に強調していたが確かに天然物は稀少だ。
さすがにかなり小粒だったが4年ぶりに味わう白子焼に舌鼓。
みんなは白子を喰いたいと主張したのが私だと知っていたので、やや気を遣った感じで
‘う~ん’とか‘うまい’とか言いながら食べてくれていた。

次は唐揚げが登場。
骨付きの身の他にとらふぐではない(ショウサイは不明←ナンチャッテ)大きな白子もあった。

そしていよいよ鍋の出番。
他にふぐの握り寿司2貫も運ばれてきた。

参加メンバーは全員年齢はタメで、50を過ぎると‘少飲少食’になるとか話すと
‘俺も’‘俺も’状態になる。
実際鍋の段階になるとペースが落ちていた。

その昔江戸でそれなりに喰い道楽をしていた頃、仲間と議論したことがある。
‘○○づくし’のコース料理で飽きないのはどれか。

先ず○○に入るものは何か。
鰻、豆腐、鳥、鯨、鮪、蟹、牡蠣、松茸、鯛、鮭、鮎、貝・・・・
他にも色々と出たと思うが、結論は‘○○づくし’は基本的に‘絶対飽きる’だった。

そんな中‘ふぐは別格、あれは飽きない’と主張する男がいた。
彼はその後グルメライターに転身したことで証明されるように
味覚も鋭く、食に関する知識も豊富で一目置かれる存在だったから妙に納得した。

単にふぐは飽きるほど喰ってないというのが実情だけど・・・(>_<)

但し今回は、握り2貫のところでかなり飽きてしまった。

鍋をなんとかやっつけてココリコ女将が雑炊を作って、小鉢に盛って配った。
すると全員が一口食べた後に異口同音に‘うま~’を連発し始めたのだ。
顔もまさに雑炊を堪能している満足感に溢れている。

雑炊は‘別腹’よ・・・(^。^)

とでも言わんばかりにみんなでお代わり。
私ともうひとりは3杯目も平らげた。
初めはそのままの淡い味わいを楽しみ途中からポン酢を加えたりして変化をつける。

‘まるで雑炊というゴールを目指して今までの料理を食べてきた感じ’と私が言うと、
女将も‘そんなふうにおっしゃるお客さんも多いですね’とフォローした。

食べ始める前にはみんなにふぐコースの中で食べたい順は
‘白子焼>唐揚げ>雑炊>刺身>ちり鍋’と言っていた私だが
食後の印象で言えば‘雑炊>白子焼>唐揚げ>刺身>ちり鍋’にチェンジしていた。

今は低価格路線のふぐ屋もあるが、私が江戸で試していた店はやはりそれなりの覚悟を
持って行かなければならない価格帯だった。
それに比べれば当地の場合は約半分だが‘大枚を叩く’ことには違いない。

人はあの最後の雑炊を堪能するためにその大枚を叩くのだ・・・(^。^)

じゃあだからといって2000円でふぐ雑炊だけを食べれば幸せかと言うとそれは違う感覚だろう。
雑炊が鍋から出る滋味を遺憾なく吸収してその旨さを出すように、
喰い手もふぐコースを食す満足感の集大成として雑炊を味わっている。

家ではスーパーで売っているふぐ刺しを食べるだけで、身欠をつかうことは極めて稀だ。
4年前には楽天のオークションで活とらふぐ1kgを安値で落札して、
白子だけじゃなく‘肝’まで食べたことがあったが・・・。

恐らく、再びふぐのコースを食べるのは1年後だろう。
その時また雑炊が1位を確保できるかどうか・・・。


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Re:人は最後の雑炊を堪能するためにふぐのコース料理に大枚を叩く?~雑炊>白子焼>唐揚げ>刺身>ちり鍋~(01/28)

オムライス・エビフライ・若鳥のもも肉・チョコレートパフェ・マルシンのハンバーグ・大トロのにぎり・鰻重・ステーキ・フレンチのフルコース・焼肉・茹でたてのシャコ海老・戻り鰹の腹の部分の刺身・とら河豚コースの雑炊・・・・。

初めて食べた時にインパクトが淒~くあった食べ物を物心がついた頃から順番に並べてみた。
今 好きな食べ物とか、嗜好の変化と加齢によって後から美味しさに気がついたとかじゃなくて、「美味くてど~もすいませんッ!!」てくらい美味しくてインパクトがあって驚いた初めての食べ物。

焼肉以降は学生になって上京してからの物なんだけど、歳をとってからは「美味い」って思う物はあっても驚くほどって物はそんなに無いんだ。
味にはウルサクなったけどね・・・・。
とら河豚コースを初めて食べた時、テッ皿は「美味いね!」で、から揚げで「おおッ!」となって、鍋を食べていた時は、鱈チリを上品にしたって感じで「ふ~ん」て感じだったけど、その後の雑炊で「がぁーん!!」と数発頭を殴られちゃったね。

それと言い訳すると「マルシンのハンバーグ」ってのは美味しさ以上に「お~ッ、私にも作れますッ!!」て驚きが混じって入れちゃったのかも・・・ふふッ。

Re[1]:人は最後の雑炊を堪能するためにふぐのコース料理に大枚を叩く?~雑炊>白子焼>唐揚げ>刺身>ちり鍋~(01/28)

hiroponさん
>初めて食べた時にインパクトが淒~くあった食べ物

俺のガキ時代の思い出は、友達の誕生会で出たスパゲティ・ナポリタン+粉チーズだね。
いまだにはっきりと思い出せるくらいインパクトがあった。
その後喫茶店の定番メニューとして出会い、自炊生活の中でのお手頃料理になった。
数年前までは数ヶ月に1回昼飯に食べることがあったけど、最近は全然食べなくなってしまった。
家ではそもそも‘バカスパ’と呼んでる・・・(-_-;)

食体験によって価値が変わるものと不変のものがあるね。
高校時代に初めて食べて死ぬほど旨いと感じた‘えび天蕎麦’、同じ店に去年行ってみたけど、
全然ダメだった。

自分で作るという意味ではインスタントラーメンで明星から出ていた、
劉昌麺(りゅうしょうめん)というのが鮮烈だったな~。

まあ人間の欲で最後まで健在なのはやっぱ食欲でしょう。
勿論‘飲欲’もね。
プロフィール

makola

Author:makola
ペンをパンにかえることを夢見た青年は、電話を手にした相場師に・・・
在る時、相場師20年のストレスで心筋梗塞を発症、死の淵をさ迷う。
以来穢土を離れ厭離庵に棲む。

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