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445球投げた早実の斎藤は誉められても和泉監督は責められるべき?~WBCには球数制限あるのに高校野球は無制限~ (12)

野球世界一を決めるWBCには球数制限があった。
1次リーグでは65球、決勝でも95球だったし、連投に関しても規制があった。

くどいが世界一を決める大会にである。

しかし、日本の高校生がやる日本一を決める大会には球数制限はない。
連投制限もない。

昨日の選抜高校野球は4試合すべてが1点差の際どいゲームだった。

第4試合は前日延長15回引き分け再試合の早実vs関西だった。
早実のエース斎藤は前日の試合を一人で投げきり投球数は231球だった。

もうこの球数だけでも十分に異様だ。
さすがに、再試合の先発は2年生の塚田だったが、2回を無失点で抑えたところで、斎藤が登板。

試合は9回、リードしていた関西のライトに‘悲しすぎるタイムリーエラー’が出て
早実が逆転勝ちをした。

この試合での投球数は103球で、2日間で合計334球となった。

今朝のスポーツ紙各紙は‘熱投’だの‘激投’だのと‘美辞麗句’で讃えた。
少なくと私が目を通した限りでは、連投を問題視する論調は皆無だった。

試合日程は当初の予定に従うから、準々決勝は3連戦となった。

対戦相手は横浜高校だ。

人気高校の対決にマスコミも囃し立てる。

1980年の早実の荒木大輔、横浜の愛甲猛の決勝以来だと煽り、斎藤を‘荒木2世’と命名した。

そんな雰囲気の中、早実の先発は当然のように斎藤になった。

しかし、本来の力は出せる訳もなく、3回で6失点し降板した。
但しベンチには下がらずレフトのポジションへつくが、
これは好調な打撃を期待してのものだと思った。
投球数は67球、3試合通算で401球となった。

続く、関本、塚田も失点を重ね、5回を終わって13-0と一方的な試合になった。

しか~~~し、試合を棄てたくない執念なのか、他に投げる投手がいない実情からか、
6回裏から斎藤が再びマウンドに上がった。

結果3イニングを無失点に抑えたがチームは13-3で惨敗した。
この間の斎藤の球数は44球、今日の試合合計で111球、3日間での通算はなんと445球だ。

斎藤は自分でも投げたいと言うだろうし、身体は大丈夫と言うだろう。

しかし、客観的にはこれだけ‘過酷な登板’は中々無いのではないか。

そこで、決断すべきは和泉監督だった。

投打にわたって斎藤がチームの要である事は間違いないだろう。

正直、他の2人の投手ではかなり力が劣る事は誰の目にも明らかだった。

ただ、だからと言って斎藤に依存するのは安易過ぎるのではないだろうか。
監督は然るべく2番手、3番手の投手を育ててこなかった自分を責めるべきだ。

斎藤は‘荒木2世’と呼ばれているくらいだから、将来プロとしてやっていける逸材なのだろう。

余り教条的な言い方はしたくないが、高校野球は常に教育の一環であるとされる。

心身ともに完全ではない高校生を健全に育成する責任が指導者にはある筈だ。

本人が‘大丈夫です’‘投げたい’と申し出たとしても、長期的見地に立って
‘お前の野球人生は先がある’と諭すのが監督の‘器量’なのではないか。

投げた斎藤は讃えられてもいいが、投げさせた和泉監督は責められる余地があると思う。

世の中はそういう議論がほとんど聞こえてこないまま、寧ろ‘礼讃報道’だけが目立つ。

実況アナも解説者も口にするのは‘連投の疲れ’‘スタミナの心配’だけだ。

そんなものは、時が解決してくれる。
今は目に見えない未来を懸念しているのだ。

因みに、横浜高校の愛甲猛はプロ入りしたが、投手としては1勝もできないまま野手に転向した。



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非公開コメント

どこの誰だか忘れましたが。

「高校生の頃は連投とかできちゃうもんなんですよぉ~」と言ってたプロ野球OBの解説者もいました。問題なのはマスコミでもなく、教育関係者でもなく、仰る通り当事者(監督含む)の体育会系の意識なのかも知れません。
WBCの投球/連投制限は、オフシーズン中の怪我に対する保険の引き受けに絡んだメジャーリーグサイドのゴリ押しだそうですけど(他国は反対していた)、こういう力でもないとやっぱりどうにもならないんですね。みんな勝ちたいだろうし。

ルールを作りますか

伝統校だしいろんな方面からのプレッシャーもあるから仕方ない部分もある。
監督はそのプレッシャーに負ける程度の器量だということもできる。
難しいね、この問題は。
緩くてもいいからルールを作るのもひとつの手だね。
ルールができればプレッシャーをかける方も諦める。

こうして…

投手生命、あるいは選手生命を絶たれた選手が何人いたことか…。星飛馬や「MAJOR」(漫画)の吾郎くんのように利き手を変えるわけにもいきますまい(>_<)。なりぽんさんの意見に同感です☆

甲子園の優勝投手

甲子園の優勝投手はプロで大成しない(夏に関してだけだったかも?)というジンクスもあるように少年期からの過投球というのは長い目で見れば良くないんだろうと思います。
3日連投で超400球。ルールを作らなきゃ選手が可哀そう。

昔、どっかで読んだ話ですが

高校野球の優勝投手で大成したのは桑田だけという話でした。
その原因は連投による故障、と。
桑田のいたPL学園には優秀な控え投手がいた上、桑田の類い希な理想的投球フォームも
選手寿命を長続きさせるのに一役買ったという話です。

その話では、甲子園が終わったときには腕が曲がっている投手もいたとか。

この話を読んだのは決勝をノーヒットノーランで締めくくった松坂以前なんですけどね(苦笑)
怪物くんはあくまでも例外ということにしておいて…

Re:どこの誰だか忘れましたが。(03/31)

レインメーカーさん
>「高校生の頃は連投とかできちゃうもんなんですよぉ~」と言ってたプロ野球OBの解説者

まさか早々に引退した江川じゃないですよね。

>仰る通り当事者(監督含む)の体育会系の意識なのかも知れません。

もうそういう時代でもないと思うのですがね。

>オフシーズン中の怪我に対する保険の引き受けに絡んだメジャーリーグサイドのゴリ押し

私もそれは読んで知ってましたが、高校生の将来に‘保険’をかけてやる必要もあるのでは・・・

Re:ルールを作りますか(03/31)

waseさん
>伝統校だしいろんな方面からのプレッシャーもあるから仕方ない部分もある。

逆に伝統校だからこそ、率先して心掛けるとか・・・
新参校はどうしても勝利至上になってしまうでしょう。

>緩くてもいいからルールを作るのもひとつの手だね。
>ルールができればプレッシャーをかける方も諦める。

同感です。
本当はそんな野暮なルールが無い方がいいんですが・・・

Re:こうして…(03/31)

はばたき☆さん
>星飛馬や「MAJOR」(漫画)の吾郎くんのように利き手を変えるわけにもいきますまい(>_<)。

そうそう、お陰で新巨人の星も楽しむことができた・・・(^o^)/
「MAJOR」(漫画)の吾郎くんというのは全然知らなかった。
面白いのかな。

この斎藤選手もじつは左利きだったりして・・・(-_-;)

Re:甲子園の優勝投手(03/31)

AKIさん
>甲子園の優勝投手はプロで大成しない(夏に関してだけだったかも?)というジンクス

夏は地区予選もあるし、昔は日程もきつかったしより過酷だったと思います。

>少年期からの過投球というのは長い目で見れば良くないんだろうと思います。

頭でわかっていても現場がどう運用するかですね。

>3日連投で超400球。ルールを作らなきゃ選手が可哀そう。

余りルールとかで縛りたくはないけど、今回のような例をみるとねぇ。
でも議論すらでてないですね。

Re:昔、どっかで読んだ話ですが(03/31)

maclaさん
>高校野球の優勝投手で大成したのは桑田だけという話でした。

その桑田も例の故障があったとはいえ、200勝には距離がありますよね。

>その話では、甲子園が終わったときには腕が曲がっている投手もいたとか。

記事で書いた愛甲もそうだったみたいですよ。

>この話を読んだのは決勝をノーヒットノーランで締めくくった松坂以前なんですけどね(苦笑)

実はコメントの一行目を読んだ時に、えっ、松坂は・・・と思いました。

>怪物くんはあくまでも例外ということにしておいて…

WBCとかの短期戦は流石ですよね。
ペースとしては200勝は楽勝だと思いますが、どうなるやら・・・


日程

日程に問題があるように思います、甲子園。
ベスト16以降は連戦になるので、3回戦(春は2回戦)が終わったら、一日休養日をおき、準々決勝を1日でやってふたたび休養日をおく、と言うようにしてあげたほうがいいのではと思います。特に春は1日3試合の日が多いので、4試合に詰めて休養日を設けることはできるのではないでしょうか。
今回の斉藤投手や、決勝戦での清峰の有迫投手を見るにつれ、そう感じました。

Re:日程(03/31)

R-3さん
>日程に問題があるように思います、甲子園。

夏は色々と改善されきていますが、それ以上は甲子園の使用権の問題もあり難しいかもしれませんね。
でも、良い投手も過酷な日程で将来に影響があったり、実力を発揮できなかったりで可哀想ですね。
複数の投手を用意すると言っても実力差はあるでしょうし・・・。
そういえばダルビッシュの時のメガネッシュ君はどうしたのだろうか。
プロフィール

makola

Author:makola
ペンをパンにかえることを夢見た青年は、電話を手にした相場師に・・・
在る時、相場師20年のストレスで心筋梗塞を発症、死の淵をさ迷う。
以来穢土を離れ厭離庵に棲む。

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