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‘振り返りますれば’31年前の今日、長嶋茂雄現役引退に日本中が泣いた~最終打席はトマトジュース~ (16)

いまから31年前の今日、長嶋茂雄が現役を引退した。

当時学生だった私は、4畳半共同トイレの西日が強烈な部屋で、
室内アンテナの向きを調整しながらテレビを観ていた。

前にも書いたが、私が一番泣いたのは、例の最後のスピーチではない。

ダブルヘッダーの第一試合が終った後、
長嶋が外野スタンドのファンの為に、球場を一周するシーンだ。

テレビの実況が、
‘長嶋が泣いています、スタンドが泣いています。’
と語りながら、終には、自分の実況が涙声になってしまう。

プロのアナとしては失格なのだろうが、我慢できずに涙声になってしまうところが
逆にこちらの涙も誘った。

数日前に、NHKで特番をやっていたが、あのグラウンド一周は、
長嶋自身の強い希望だったそうだ。
最初は警備上の問題から却下されていたそうだが、当日になって長嶋と広報担当で‘強行突破’

同番組内で紹介されていた別の逸話としては、長嶋がまさに最終打席に立った時に、
主審が相手のキャッチャーに‘おまえ、わかってるな’の一言。
相手キャッチャーも‘わかってます’と答えたそうだ。

但し、ピッチャーが逆に緊張してしまい、ボールを指に引っ掛けてしまい、
その結果内角の厳しいボールになってしまった。

さて、ここでチョットしたトリヴィアだが・・・
当時の後楽園球場の巨人戦、ランナーが詰まった状況で長嶋が打席に立つと、
相手チームのファンから野次が飛んだ。
‘トマトジュース!’

さすがにこの引退試合の最終打席では、この野次は飛ばなかったと思うが・・・

この野次が意味するのは?

実はあの当時、ダブルプレイをしたチームにカゴメから賞品として
トマトジュースが贈られていたのだ。

長嶋といえばここ一番のチャンスに強い、今で言えばクラッチ・ヒッターというイメージが強く、
実際そうだったからこそ多くのファンの心を捉えたのだが、一方で、併殺打の数も多かった。

17シーズンの内、5回も‘併殺打王’に輝き(笑)、通算でも歴代4位だ。

だから、最終打席でショートゴロを打ち、シーズン18個目の併殺打に倒れたのも、
長嶋らしいと言えば長嶋らしい。

あの感動から26年後、私は心筋梗塞、その4年後には長嶋が脳梗塞に襲われた。

いまやふたりは、薬のせいで納豆を食えない事を嘆く‘ワーファリン仲間’だ。

これまた以前書いたことだが、
これだけの国民的なヒーローに国民栄誉賞を与えるのは、
やはり亡くなった時なのだろうか

まあ、時の政権の気まぐれで決められる賞に、殊更、価値を認める必要も無いのだろうが、
長嶋茂雄ほど、あの賞にふさわしい存在はないと思うのだが・・・

どうせなら、受賞をして喜ぶ長嶋茂雄を目にしたいじゃないか。
これだけのグッド・リーズンがありながら、その‘きっかけ’が訃報以外には
ないと言うのは、あまりにも悲しすぎないか。

昨年、イチローの最多安打記録の時に、国民栄誉賞を与えてはという話が出たが、
記録でしか授賞の基準を判断できないのだろうか。

昨年逝った私の父親のように、長嶋をこよなく愛した世代が元気なうちに
是非実現して欲しいような気がする。




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非公開コメント

鳥肌が。

この記事、感動です。
自分はミスターの引退した翌年に誕生しました。
ミスターの現役時代を知らない、損な気分です。

国民栄誉賞、なんとかならんですかね。
Qちゃんもすごいでしょうが、ミスターは比較にならんです。

なので、国民栄誉賞よりもっと上の。

長嶋茂雄に栄光あれ

私も大学生でした。いつも通っていた定食屋で最後の別れを見ました。いやはっきり言ってちゃんと見ることができなかった。長嶋が辞めることを信じたくなく、見たくなかったのです。子供の頃から、テレビ,ラジオにかじりつき応援していました。ここぞというときにはいつも期待に応えてくれました。
監督になってからも、そして、監督を辞めたときも応援していました。人生の大半を一緒に過ごしてきました。これからもまだまだあの笑顔を見せて欲しい。
永遠の憧れです。

NHKの特番

ブログにも書きましたがNHK特番「あの日を抱きしめて」放送後は再放送の問合せはもちろん、なぜいま長嶋なのか?特定の個人を取り上げた理由は?というクレームも結構あったそうです。アンチ巨人、長嶋の現役時代を知らない自分でも感動して涙を流したのですが。昭和史を語る上で長嶋以上に民衆を熱狂させた人はいないと思いますけどね。

ありがとうございました

http://jyannyuu.cocolog-nifty.com/blog/

トラックバックありがとうございました

う~ん 国民栄誉賞ですか・・・

何が基準なんでしょうかね?私には解りません.
長嶋選手の引退は本当に夢のようでしたね.私は当時決してまだ引退はしないと信じていましたのでね.「巨人軍は永久に不滅です」.いろいろとこのセリフにもありましたね.でも長嶋さんはスゴカッタ.松井もそう言われる選手になって欲しいですね!!
正直な話し,長嶋さんは既に国民栄誉賞は授与されているものと思っておりました.

TBありがとうございます

はじめまして。
お話のとおり、私たちや父親の世代にとっては、長嶋さんは「神様」のような存在であります。
が、先日中1の娘の言った言葉に驚きました。「私、長嶋さん、大好き!」
もはや世代を超えて“国民的ヒーロー”であることは間違いありません。
ぜひあげて欲しいですね、国民栄誉賞。
尤も、本人は望んではいらっしゃらないでしょうが…。

T.B ありがとうございます。

長嶋さんは ある意味神様ですよね。
人間的にも魅力的ですし。

Re:鳥肌が。(10/14)

kaz0917さん
>この記事、感動です。

有難う3

>ミスターの現役時代を知らない、損な気分です。

そうとも言えますが、その若い分、我らが没した後、
とんでもないヒーローと会えるかも知れません。

>国民栄誉賞、なんとかならんですかね。

タイゾーにでも相談してみましょうか。

>なので、国民栄誉賞よりもっと上の。

我々の感覚では、確かにそんな感じですね。

Re:長嶋茂雄に栄光あれ(10/14)

平凡な父さん
>長嶋が辞めることを信じたくなく、見たくなかったのです。

そうでしたね、2割5分も打てなくなっていながら、いやまだまだだと思っていました。

>人生の大半を一緒に過ごしてきました。

本当にそうですね。
信者以外にはわからないでしょうが、なんであれだけ夢中になれたのか・・・
今、そのエネルギーをタイプは違うけど、松井秀喜に注いでいます。

Re:NHKの特番(10/14)

love_itoshi_koishiさん
>アンチ巨人、長嶋の現役時代を知らない自分でも感動して涙を流したのですが。

そういうクレームがあってもそれはそれで仕方がないと思いますが、
あなたのように‘歴史に従順’な柔軟性のある人間の方が、人生を楽しめると思います。

>昭和史を語る上で長嶋以上に民衆を熱狂させた人はいないと思いますけどね。

まさにそうです。
価値が多様化していない時代とは言え、彼には普遍的な魅力がありました。

Re:ありがとうございました(10/14)

じゃんゆうさん

>トラックバックありがとうございました

こちらこそ、仁義も切らずに勝手にTBさせて頂きました。

Re:う~ん 国民栄誉賞ですか・・・(10/14)

直さんさん
>何が基準なんでしょうかね?私には解りません.

私にも解りませんが、結局記憶に残るタイプは没後にしか与えられていませんね。

>長嶋選手の引退は本当に夢のようでしたね.

でも、こうして、31年経って、時代の流れで、こんなブログなんて世界で、
またあの日を語れるなんて・・・
あの時は止め処もない脱力感だったけど、結局いい思いをしたんですよ。

>松井もそう言われる選手になって欲しいですね!!

そうですね。
死に物狂いで応援していますが・・・
でも、彼の引退式なんてメジャーだとないですね。


Re:TBありがとうございます(10/14)

熊本のヒロシですさん
>が、先日中1の娘の言った言葉に驚きました。「私、長嶋さん、大好き!」

もし彼女が、パパを喜ばせようという計算じゃなく、純粋にそう思ったとしたら
大変良質なDNAを引き継いでいるということです。

>尤も、本人は望んではいらっしゃらないでしょうが…。

「うんん、そんなものがいただける、へへへへっへっへ!」
と、喜びそうな気がするけどなぁ~。

Re:T.B ありがとうございます。(10/14)

hamaさん
>人間的にも魅力的ですし。

周りがみんなで天皇並みに扱うとか、批判する人がいますが、
長嶋ほど周りに、あるいは野球ファンに気をつかっている人間はいないと思います。

長嶋フリーク

初めまして、係長3号です。
長嶋さんの引退試合は、リアルタイムで見れなかったのが、残念です。

当サイトをお暇な時にでも、ご覧になってくださいね!
読売巨人軍:長嶋茂雄のコレクション
http://www17.ocn.ne.jp/~giants3/

Re:長嶋フリーク(10/14)

係長3号さん
>長嶋さんの引退試合は、リアルタイムで見れなかったのが、残念です。

スポーツでこれからどんな名シーンに出会えるか分かりませんが、
恐らくあの引退シーンが私の生涯ベストであることは間違いないと思います。

松井がそれに迫る名シーンを作ってくれればいいのですが。

プロフィール

makola

Author:makola
ペンをパンにかえることを夢見た青年は、電話を手にした相場師に・・・
在る時、相場師20年のストレスで心筋梗塞を発症、死の淵をさ迷う。
以来穢土を離れ厭離庵に棲む。

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