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続・林美雄を忘れない~愛はいつも束の間、今夜遠く旅立つ♪~ (6)

高々、局アナの林美雄に何故、‘70年代深夜放送のカリスマ’等という、
称号が与えられるのか。

当時、時代を共有した、単なる懐古趣味のファンの評価だけでは、無理な話だ。

彼が、パックイン・ミュージックで取り上げたモノやヒトが素晴らしかったのである。

彼を論ずる時、サブ・カルチャーとかカウンター・カルチャーという言葉を使う人が居る。
確かに、彼が好んで取り上げた、音楽や映画や人物は、当時は陽の当らないものが多く、
サブ(副次的)であり、カウンター(対抗的)であったといえるかも知れない。

ただ、私はそういう文化論で、林美雄を‘解析’するのは余り好まない。

彼は、単に‘いい趣味’をしていたのだ。

‘まだ売れてないけど、こいつの歌いいと思うんだよな。’
‘あの映画館でしかやってないんだけど、この映画しびれるんだよな。’


もちろん、それらを発見する為には、彼自身、個人として相当のエネルギーを使ったと思われるが、
その自分の趣味や考えを、午前3時~5時という微妙な時間に電波に乗せて、
日本国中に発信できる喜びもあったに違いない。

彼自身が、言いたいことは一杯あるのに、売れてない駆け出しの評論家だとすれば、
ああいう場を与えられたのは、仕事を超越した遣り甲斐があったのではないだろうか。

彼の趣味は、多くの人に受け入れられた。
私も、大半のモノは素直に、共感したが、中には、どうも‘趣味の合わない’モノもあった。

ただ、段々と林美雄そのものに心酔していくと、その‘合わないモノ’すら
無理矢理、合わせてしまう自分がいたような気がする。

もう、その段階で、私にとっての林美雄は充分にカリスマ性を持つ存在だったのだ。

だが、林美雄のカリスマ性、それは、彼がいちはやく見出した‘原石たち’が、
後に光り輝く存在になることにある。

その多くの‘原石たち’は、もし林美雄が光を当てなくても、
その光を自ら発することができたかも知れない。

ただ、彼の力によって、或いは、彼によって動かされた多くの人々によって、
より確実に、より速やかにしたことは間違いないだろう。


☆ユーミン
最も、メジャーなのは、ユーミンだろう。
はじめて聴いた、‘ひこうき雲’や‘ベルベット・イースター’は
正に初体験でストライクゾーン。
あのユーミンでさえ、アルバムを3枚出して、やっとブレイクするのは
3年後の‘ルージュの伝言’。
私は、先取り組みの‘奢り’もあって、なんで、ズッチャチャ・ズッチャチャの
あの曲なんだよ、もっと、いい曲があるだろう、と極めて不機嫌だった。
その後の彼女の活躍は、語るまでもない。

74年に作った、‘旅立つ秋’は、パックインを降板する(1回目)林美雄に
捧げた歌で、お別れの会でも、ユーミン自ら歌った。

☆石川セリ
ミドリブタのパックインといえば、先ずは映画‘八月の濡れた砂’。
監督は、タンポポで歯周病役で出演していた、故・藤田敏八だ。
そしてそして、その主題歌を歌っていたのが、石川セリだった。
ハスキーでセクシーな声に魅了されていたが、その後、写真をみて納得。

因みに、井上陽水と彼女は、林美雄の本番中のスタジオで初めて出逢って、
結婚に至る。


☆山崎ハコ
初めて聴いた時、もう地球の裏側まで落ち込みそうな‘暗さ’に圧倒された。
ギターの弦の音も、彼女の声も原始に訴える感じだった。
ブレイクしきれなかったから、ミドリブタで出逢わなかったら、
知らずに終ったかも知れない。
何を隠そう、私が人生で初めて買ったLPは山崎ハコだったのだ。


☆原田芳雄
ヨシオつながりか(笑)
役者としては勿論知っていたが、歌手としての彼を知ったのはパックのお陰だった。
‘りんご追分’‘プカプカ’が有名だが、私のお気に入りは‘愛情砂漠’


☆タモリ
あの伝説の、‘四カ国語麻雀’を初めて聞いた。
いまは、昼の番組で楽隠居のイメージがあるが、当時のタモリの独創性は秀逸。
ミドリブタの‘苦労おーかるローカルニュース’は、タモリのツギハギニュースとかの
芸に、しっかりと継承されたと勝手に思いこんでいるナリポン。


☆おすぎとピーコ
正直、あまり印象にないが、ブレイク前にミドリブタに呼ばれていたらしい。
実は、林美雄の訃報を、朝のワイドショー(とくダネ)で、オズラさんが
オープニングトークで取り上げた。
他局のアナを激賞したオズラさんも偉いが(あの時はズレてなかった)、
ビハインドにいたピーコが本番中にも拘らず、泣いていた姿が印象的だった。


☆藤竜也
‘花一輪’
‘蛍の子と書いて蛍子(けいこ)と読むんですよ’

将来娘ができたら、名前はこれしかないと一瞬思ったが、
幸せが薄そうなのでやめた。



林美雄については、まだまだ書き足りない。

おまけに、その後、ある人のおかげでナリポンの人生始まって以来の、
とんでもない‘至福の時’が訪れるが・・・それはまた、別の話・・・ぶっぶ~ (´・ω・`)



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Re:続・林美雄を忘れない~愛はいつも束の間、今夜遠く旅立つ♪~(07/12)

‘苦労おーかるローカルニュース’

そうそう!!

‘苦労おーかるローカルニュース’!!!


「山崎ハコ」に「原田芳雄のプカプカ」・「タモリの四カ国語麻雀」…う~ん、思い出の宝石箱みたいだ。
でも、「おすぎとピーコ」と「藤竜也」は思い出がつながらない…。

…歳をとったなぁ。

昨日、同僚が電話をかけようとして「受話器を耳に当てながら、間違って隣の電卓のボタンを押していた。」…あははははッ!!  これ実話!!!
電話機と電卓はならべて置くのはやめた方が良いみたい。

記憶の宝石箱 at midnight

hiroponさんのコメントよりタイトルいただきましたが、皆さん、記憶、濃いですねぇ。山崎ハコ、私も大好きでしたが、原田芳雄も出演していたとは。二人とも60年代の香がします。深夜に二人の声聴いたらたまらないだろうな。今は情報網が広がりすぎて「たいら」になってる気がするけど、深夜という夜の谷間で、ディープな人たちが出会ってぼそぼそ話してたって、大人のバーみたいないい感じ。自分の大事なものの話するのってやっぱり昼の時間帯じゃできないんだよね。15年ほど前、TBS系某ローカル局で「シネマパラダイス」って番組に出てた時の実感。その頃は映画が心から大事なものだったので、とてもアナウンサーたちのジョークまじりの「ネタ」としてしゃべることはできず、一年で降りた(正確には降ろされた)苦い経験ありの私です。

Re[1]:続・林美雄を忘れない~愛はいつも束の間、今夜遠く旅立つ♪~(07/12)

hiroponさん
>う~ん、思い出の宝石箱みたいだ。

ヨォ!名文句!
さっそく採用されていますよ(笑)

>でも、「おすぎとピーコ」と「藤竜也」は思い出がつながらない…。

おすピーはわちきも??

>昨日、同僚が電話をかけようとして「受話器を耳に当てながら、間違って隣の電卓のボタンを押していた。」…あははははッ!!  これ実話!!!

そうやって、本人が話す事も多いよ(笑)
わちきが2度やったことあるのは、ムースのかわりにシェービングクリームを2度頭に・・・。
何故か、逆は1回も無い<(^。^)>エッヘン

>電話機と電卓はならべて置くのはやめた方が良いみたい。

元銀行員のわちきは電卓はブラインドタッチできるし・・・
電話と電卓は数字の並びが、違うし・・・
これは間違わない。


Re:記憶の宝石箱 at midnight(07/12)

still in seventiesさん
>皆さん、記憶、濃いですねぇ。

濃さは距離感とは関係ないからね。
モノを感じ取る力があった頃の記憶は濃い。
逆に、おとといの昼何を食ったか聞かれても、忘れてる。

>自分の大事なものの話するのってやっぱり昼の時間帯じゃできないんだよね。

まあね、でも逆に夜書いた手紙を朝読み直して何度破ったことだろう。
感情が闇の中で、暴走することも多い。

映画の評論は色んな層があって、難しいね。
モノシリが勝つ訳じゃないし、でも無知も醜いし・・・
最近は好きか嫌いかで決めてる。

林さんのパックに山谷初男さんが出演された時のこと

昨日、そんな話を聞いて盛り上がったものですから、林美雄さんでなりぽん様に行き着きました。
リンクとトラバさせていただきました。
ご迷惑でしたらいって下さい。
今日は、朝から青春の蹉跌のメインテーマが頭の中で鳴っています!

Re:林さんのパックに山谷初男さんが出演された時のこと(07/12)

ベッチィさん
>林美雄さんでなりぽん様に行き着きました。

このミドリブタネタはそういう方が、ぽつぽついます。
ブログって1日で更新されるので、逆にこういう風に昔の記事にレスがつくと
嬉しいものですよ。

>ご迷惑でしたらいって下さい。

とんでもない。

>今日は、朝から青春の蹉跌のメインテーマが頭の中で鳴っています!

しかし、世代的にはそうとうマセタお坊ちゃまだった?
プロフィール

makola

Author:makola
ペンをパンにかえることを夢見た青年は、電話を手にした相場師に・・・
在る時、相場師20年のストレスで心筋梗塞を発症、死の淵をさ迷う。
以来穢土を離れ厭離庵に棲む。

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