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林美雄を忘れない~あの夏の光と影は何処へ逝ってしまったの♪~ (18)

林美雄、通称ミドリブタという名前を聞いて、反応できる人がどの程度いるだろうか。
世代的にも限定されるだろうから、恐らくかなり少ないのではないか。

彼は、元TBSのアナウンサーで3年前の2002年7月13日に、58歳で逝ってしまった。

その時、その訃報を伝える活字は、こんな感じだった。

‘70年代深夜放送のカリスマ’

‘最後のアナウンサーらしいアナ’


良く有り勝ちだが、若くして、逝ってしまった人間への、やや過剰な礼讃とも
言える表現かも知れない。

ただ、私の青春時代を語る時に、この男は絶対必要な存在だ。

当時の私は高校生で、受験勉強に明け暮れる毎日。
その頃、当然のように嵌ったのがラジオの深夜放送だった。

プロ野球の実況を探して、懸命にチューニングしても、よく聞こえない‘普通の夜’の時間帯を過ぎ、
‘深い夜’の時間帯になると、突然クリアーに聴こえてくる。
電波のトラフィックが軽くなるせいなのだろうか。

同じ事は、ラジオの向こうにいる送り手とリスナーの関係にも当てはまる。

夜という静寂の中で、聴く言葉や音楽は、昼の喧騒の中で聴くそれらに較べて、
遥かに大きな‘力’を伴って伝わってくる。

そもそも、夜というだけで、人は不安になったり、感傷的になったりする。
だから、深夜放送というのは、もうそれだけで、リスナーに対してある意味アドヴァンテージを、
持っているのだ。

おまけに、当時の私は、‘ちょっと触られた’だけで、心身ともに実にイージィに、
‘ボッキ’する年頃だから、ツボを捉えられたらすぐさま、虜になってしまう。


当時、我々の周りで、最も人気があったのは、野沢那智(声優、アラン・ドロンの吹き替え)と
白石冬美(巨人の星の明子ねいちゃんの声)がやっていた、通称‘ナチチャコパック’。

リスナーからの手紙で構成されるが、3時のエンディングに向けては、ほぼ100%泣いてしまう、
‘感動モノ’を紹介する。
仕上げは、ポールー・モーリアの‘シバの女王’、投書の最大の盛り上がり部分と重なり、
涙の量をさらに増量させる。

その、感動に浸っていると、なんとも奇妙なテンションの声が・・・


月夜のブタは恥ずかしい
ずんぐり影が写ってる
ガニマタ足で坂を降り
夜空見上げりゃ、星ふたつ
ぶっぶ~ (´・ω・`)



3時から始まる、パックイン・ミュージック第2部を担当した、
ミドリブタこと林美雄との出逢いがそこにあった。
因みに彼が起用されたのは、同期だった久米宏が体調を壊した事によるらしい。

ナチチャコパック組みの中から、この林美雄の2部への評価が次第に高まっていく。
ちょうど、干支で一回り違う、兄貴分の登場に我々は興奮し、感動するのだ。


実は、今日は、午後4時頃から、この日記を書くべき準備を始めたのに全然進まない。

まるで、引越し荷物の荷造りをしながら、懐かしい手紙や写真が出てきて、その都度、
深い思い出に浸っているような感じだった。

という訳で、今日はここまで・・・ぶっぶ~ (´・ω・`)


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Re:林美雄を忘れない~あの夏の光と影は何処へ逝ってしまったの♪~(07/11)

林美雄…懐かしいね。
このタイトルの一文は「石川セリ」のアルバム「パセリと野の花」の「八月の濡れた砂」の中の一節。
当時若かった僕は「野の花は野の花」の方が少女チックで好きだった。
「石川セリ」は今思えばハーフだったのか、外人のような美少女風横顔LPジャケットが印象的だった。
後に「井上陽水」と結婚したが、林美雄は彼女が好きで良く番組の中で彼女の曲をかけていた。
同じ頃、「飛行機雲」というLPを出したチョット大人ぶった少女「荒井由美」も、林美雄のパックインミュージックに出演したりしていた。
後の「松任谷由美」だ。
「松任谷由美」の歌詞もある意味で少女チックで僕の心を捕らえ、今も思い出の中で当時の出来事とオアーバーラップしている。
林美雄…そう、彼が二人を発掘したのかもしれない。
少なくとも思春期だった当時の僕の中では、林美雄がこの二人の音楽と出会わせてくれた。

深夜放送

懐かしいですね、深夜放送。私の高校時代のクラスネタは常にオールナイト・ニッポン、火曜(木曜だったか!)担当、谷村しんじとばんばひろふみの「天才・秀才・バカ」シリーズでした。夜聴いて笑い、朝1番にまた学校で笑うという明朗な日々・・・でした。先日、偶然ですがテレビに飽きて、ふと夜の深夜放送をエアチェック。音源一つから聞こえてくる夜のDJってのは、ちょうど電話みたいに、人の心に届きやすいんですよね。

Re[1]:林美雄を忘れない~あの夏の光と影は何処へ逝ってしまったの♪~(07/11)

hiroponさん
>林美雄…懐かしいね。

知ってる世代にはね。

>「八月の濡れた砂」の中の一節。

ピンポン!ピンポン!

>後に「井上陽水」と結婚したが、林美雄は彼女が好きで良く番組の中で彼女の曲をかけていた。

もう、あのパックで1曲選べといえば、この曲でしょう。
結婚に関しては今日の日記へ・・・

>林美雄…そう、彼が二人を発掘したのかもしれない。

でしょう。
あと山崎ハコ、この3人は、お別れの会にも当然出席している。

>少なくとも思春期だった当時の僕の中では、林美雄がこの二人の音楽と出会わせてくれた。

同じく・・・

Re:深夜放送(07/11)

still in seventiesさん
>オールナイト・ニッポン、担当、谷村しんじとばんばひろふみの「天才・秀才・バカ」

あぁ、覚えてますよ。
でも、笑いが関西なんですよね。
で、確か、全国の方言でヤヴァイ言葉を平気で乱発してたような・・・
(方言だから、放送禁止ではないと)

>夜のDJってのは、ちょうど電話みたいに、人の心に届きやすいんですよね。

病気して、入院中はラジオを聴いてました。
体力的にも楽でした。

トラバありがとうございました

僕の部屋にようこそいらっしゃいました。
僕の方が年下なのか、「パックインミュージック」に2部が有った事は知りませんでした。
(「歌うヘッドライト」になってました)
実を言うと「林美雄」パックは、裏の「オールナイトニッポン」か「セイヤング」を聞いていたため、フルに聞いた記憶が有りません。
林美雄と言えば「一慶・美雄の夜は友達」の印象の方が強いです。
0時までは他局にライバル番組が無かったので^^;

缶入りのピース

赤坂TBS、ラジオ第3スタジオ

レーモン・ルフェーブルの「シバの女王」をフェーダー・オフでスタートさせるころ、林さんはキューシートと、5インチテープ、レコード、そして缶入りのピースをもって、スタジオにあらわれました。
 すぐに、そのレコードとテープをセットして、2部のスタートに備えます。
 林さんのテーマ曲は、ブッカー・T&MGsの「タイム・イズ・タイト」でした。
 私たちが、野沢さん白石さんに「お疲れ様!」と叫んでいるころ、林さんは一人で缶入りのピースを一本取り出す・・・。

・・・思い出してしまいますね。
もう3年もたってしまったんですね。

「荒井由実が曲を作ってくれたんだよ」
そういって、5インチのテープをもってきたのは
第2部最終回の前の週だったでしょうか。
あれからもう、31年!

「やさしい日本人」「黒の舟歌」
もう一度伴奏したかった。

Re:トラバありがとうございました(07/11)

にってちさん
>(「歌うヘッドライト」になってました)

それこそ、ミドリブタパックが終了後に、そうなった筈です。

>実を言うと「林美雄」パックは、フルに聞いた記憶が有りません。

どっかで、ツボに嵌れば嵌ったかも知れませんね。

>林美雄と言えば「一慶・美雄の夜は友達」の印象の方が強いです。

逆に、ぼくはこっちは全然聴いたことがありませんでした。


Re:缶入りのピース(07/11)

woopieさん
なんか、思いっきり内部事情に詳しい方と、推察しますが。

>レーモン・ルフェーブルの「シバの女王」を

すみません、私の間違いでした。

>そして缶入りのピースをもって、スタジオにあらわれました。
>林さんは一人で缶入りのピースを一本取り出す・・・。

ピー缶は、クリエイティブな人間の象徴でしたからね。
私も、煙草が大きな原因で心臓をやってしまいましたが、
林さんの身体も、ピースと酒が蝕んだんでしょうね。

でも、こういう光景を読むと、やはりそういうスタイルにも拘りがあったんでしょうね。

>「荒井由実が曲を作ってくれたんだよ」
>そういって、5インチのテープをもってきたのは
>第2部最終回の前の週だったでしょうか。

なんか、すごくリアルな、ミドリブタの‘生声’が聞こえてきそうな証言ですね。

>もう一度伴奏したかった。

ミュージシャンの方ですか。
う~む、何か創ってるって、いいなぁ。

Re[1]:缶入りのピース(07/11)

>なんか、思いっきり内部事情に詳しい方と、推察しますが。

じつはあの時、パック2部があったころ、スタジオにおりました。

>>「荒井由実が曲を作ってくれたんだよ」
>>そういって、5インチのテープをもってきたのは
>>第2部最終回の前の週だったでしょうか。

>なんか、すごくリアルな、ミドリブタの‘生声’が聞こえてきそうな証言ですね。

その曲が「旅立つ秋」でした。アルバム「ミスリム」に収録されていますね。

>>もう一度伴奏したかった。

>ミュージシャンの方ですか。
>う~む、何か創ってるって、いいなぁ。

私が伴奏して、林さんが番組の中で歌ったのです。
レコードから採譜して、楽譜にしました。

それにしても、こんな風に覚えていただいているなんて、林さん本人でなくてもうれしくなります。

「青春の蹉跌」38cm/secのテープを、19cm/secでかけてしまったのは私です。

Re[2]:缶入りのピース(07/11)

woopieさん
>じつはあの時、パック2部があったころ、スタジオにおりました。

やっぱり、そうですか。

>それにしても、こんな風に覚えていただいているなんて、林さん本人でなくてもうれしくなります。

彼はそういう風に、語られて充分な存在だったと思いますよ。
ただ、生意気な言い方をすれば、彼が一番輝いていたのは、あの30アラウンドだったような・・・

>「青春の蹉跌」38cm/secのテープを、19cm/secでかけてしまったのは私です。

あれって、独自ヴァージョンらしいですね。

くろおーかるろーかるにゅうすぅ

時ばかり、流れて行きますが 月夜の豚は懐かしい ぶッぶー
日航機事故から20年、パックから ? ねん。
「がんばれジャイアンツ」や、みどりまこ を 暑い夜中に網戸を開けて聞きたい。蚊取り線香さえ 時代に流されてしまった今。

 

Re:くろおーかるろーかるにゅうすぅ(07/11)

小沢 純さん
>日航機事故から20年、パックから ? ねん。

1回目の終了からは31年になりますね。

>「がんばれジャイアンツ」や、

あぁ、それ超懐かしいけど、音が無いなぁ。

>みどりまこ を 暑い夜中に網戸を開けて聞きたい。
>蚊取り線香さえ 時代に流されてしまった今。

そういう風に、懐古できる時代を持っているのは幸せだと思います。

こうやって、期日の過ぎた日記にポツリポツリ、書き込みがあると、私は心底嬉しい。


Re[2]:缶入りのピース(07/11)

woopieさん
>>なんか、思いっきり内部事情に詳しい方と、推察しますが。

>じつはあの時、パック2部があったころ、スタジオにおりました。

>>>「荒井由実が曲を作ってくれたんだよ」
>>>そういって、5インチのテープをもってきたのは
>>>第2部最終回の前の週だったでしょうか。
>>
>>なんか、すごくリアルな、ミドリブタの‘生声’が聞こえてきそうな証言ですね。

>その曲が「旅立つ秋」でした。アルバム「ミスリム」に収録されていますね。

>>>もう一度伴奏したかった。
>>
>>ミュージシャンの方ですか。
>>う~む、何か創ってるって、いいなぁ。

>私が伴奏して、林さんが番組の中で歌ったのです。
>レコードから採譜して、楽譜にしました。

>それにしても、こんな風に覚えていただいているなんて、林さん本人でなくてもうれしくなります。

>「青春の蹉跌」38cm/secのテープを、19cm/secでかけてしまったのは私です。
-----
林さんがパックに戻って来られた時に、二部の最終回の件に触れられたとき、
「あの○○君の賭架け間違いが僕らしくてよかった」って言っておられましたよね。お名前忘れましたけど・・・
そうそう、林さんの作詞の愛川欣也さんのピアノ伴奏白石冬美さんとのデュエット「風でセーター編みました」もよかったですね。

がんばれジャイアンツ

Nariponさん
>>「がんばれジャイアンツ」や、
>あぁ、それ超懐かしいけど、音が無いなぁ。

半年以上遅れて、フォロー。
がんばれジャイアンツは次のCDに入っています。
幻の名盤解放歌集*トリオ編 愛のイエスタディ(P-VINE PCD-1535)
一般のCD屋で買うのは困難かもしれませんが・・・
私は御茶ノ水のレンタルCD屋ジャニス(http://www.janis-cd.com/)で見つけて借りました。


Re:がんばれジャイアンツ(07/11)

直豚さん
>半年以上遅れて、フォロー。

ようこそ・・・(´・ω・`)
ミドリブタの記事はそういう方が多いんですよ。
やはりコアなファンがいるんですよね・・・ヽ(^o^)丿

>がんばれジャイアンツは次のCDに入っています。

確認しました。
アマゾンにもあるじゃん、と思いきや、在庫切れでした。

実は、昔のカセットを打ち込んである大きな段ボール箱があって
その中には絶対あるはずなんですが・・・

正直全部チェックする根性もなくて・・・

>私は御茶ノ水のレンタルCD屋ジャニス

そこって中古品の相場情報とかでも出てくるところですよね、確か。

はじめまして

暇に任せてiMixで【下落合本舗推奨】と銘打ち、10曲ほどリストアップしてみました。

Time Is Tight/Baby Come Back
八月の濡れた砂
ダンスはうまく踊れない
SEXY
フワフワ.WOW.WOW
雨あがりの夜空に
私は泣いています
プカプカ
ルージュの伝言
旅立つ秋

反町隆史とかは云うに及ばすサザンあっぷされてないんですね。版権確保に奔走されたい!>アップル

Re[1]:がんばれジャイアンツ(07/11)

Nariponさん
3月に投稿した直豚です。
最近、林さんのことを語り合おうとハヤシヨシオ的メモリアルクラブを作りました。(http://homepage2.nifty.com/kotetsu-k/midoributa/)
まだ会員数は少ないですが、もしよろしければ、一度ホームページを御訪問下さい。結構、貴重な音を公開中です。(会員になると、林美雄ファンなら必ず喜ぶ記念品を用意しています。内緒:-)

Re[2]:がんばれジャイアンツ(07/11)

直豚さん
>まだ会員数は少ないですが、もしよろしければ、一度ホームページを御訪問下さい。

拝見しました。
多分メールにて連絡すると思います。

プロフィール

makola

Author:makola
ペンをパンにかえることを夢見た青年は、電話を手にした相場師に・・・
在る時、相場師20年のストレスで心筋梗塞を発症、死の淵をさ迷う。
以来穢土を離れ厭離庵に棲む。

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